Improxised兵器
(インプロバイド=手づくり)

戦闘の中で、商品として売買され、名前の付いている兵器も多いが、兵士のアイディアでいくらでもその場で考え、カタログなどにない兵器・爆弾をつくることも多い。上記写真もそのひとつ。即席で作った地雷である。相手を傷つけることが目的だから、それが達成されれば、ライフルの弾をライフルに入れずに使ってもいい。
写真のものはAK47ライフルの弾であるが、下にベトナム製小型地雷MD-82Bのヒューズをつけてある。このヒューズの中には針とバネの仕掛けが入っており、もともとは82B地雷を踏んだら、地雷の中にあるこのヒューズの針が飛び、爆発する仕組みだが、そのヒューズだけを取り出したのである。これを細い竹の筒に入れて、地中に埋め、竹筒の下は堅い石を置く。地上にはライフルの弾の先2センチ程を出す。小さい竹の子のようだ。その小さいライフルの弾を知らずに踏んでしまったら、その弾のおしり(薬きょう)がヒューズを押し、その力で今度は針が上に向けて飛び薬きょうの底を突くことで爆発し弾が飛ぶ。ライフルを下から打ったようなことになる。これでも立派な地雷になる。また、弾がなくなればなくなる程、貴重になり欲しくなる心理を利用して、一度弾丸をとりはずし弾の薬きょう側の火薬を抜き、そこにTNTを詰めてまた元どおりに弾丸をはめる。その弾を敵に渡す。喜んでもらった兵士がライフルに弾を込め、撃ったとたん銃の中でTNTが爆発し、銃と兵士の両方を破壊する。兵士にとっては、このような『手づくり』の兵器の方がおもしろいようである。

これらは、全てカンボジア兵士が語ったものである。

 

 

 

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