7月4日(木)『一ノ瀬泰造写真展』

今日は、東京文化館で行われている「一ノ瀬泰造写真展」へ足を運びました。この写真展には〜家族の絆〜というテーマがあります。まさしく、テーマ通り!家族の絆を感じられずにはいられません。故父清二さん、母信子さん、そして息子の泰造氏。家族の絆でつくられた写真展です。この開催には、それ以外にも多くの方々が支援していることと思います。会場である東京文化館もそのひとつだと思います。写真展が開催されるまでの仕組みというものは知る機会などありませんでしたが、今日はディレクターの梶尾さんとお話が出来、苦労のあることもわかりました。映画などで一躍有名になった泰造氏の写真展でさえ簡単に開催!という訳には行かないようです。たとえば、東京文化館が全国にあったとします。そうすれば、話は早く全国で開催はされるでしょう。しかし、東京文化館の様に自ら協力して「泰造氏の写真展をやりましょう!」と言ってくれるようなところがなければ、こちらからお願いしなければならないし、費用もたくさんかかってしまうという事です。そして、開催したいという地域があれば、やはり協力する人が集まり開催に向けて個人の力が必要だといいます。

やはり『個人の力』、『輪』、『繋がり』ってどこでも必要だし、集まれば大きなパワーになるんだなぁということを改めて痛感しました。基本的なことですけどね。人として...。

さて、私的写真展の感想をば。映画や人物像は知ってはいました。私をカンボジアに導いてくれたのも泰造氏でした。しかし、肝心の写真をまともに見た事がなかったのです。(お恥ずかしい)本当に良かったです。見ることができて。勝手ながら写真を見る事で、泰造氏はやはり自分の思ってた通りの人物だ!と思えたから。彼には絶対的カンボジアへの愛が感じられます。残酷さを訴えるのではなく、現地の人の悲痛な叫びを代弁するかのように愛する国の人々の力になりたかったんではないかなぁ?と感じました。正直、写真の事はよくわかりません。ですが、カンボジアの写真については、同じく私も、確かに目にした光景というものが多々ありました。戦火のカンボジアの風景ではありますが、子供達は泰造のカメラに思いっきり笑顔で答えている。泰造氏の姿は映ってはいないけれど、彼の人柄も映し出されているように感じました。

映画で有名になってしまった頃、写真展を開催してもメッセージノートやアンケートには「かっこいい!」「泰造最高!」のような言葉たちばかりで、偶像化されはじめていた泰造氏。ですが今回は、写真から泰造氏を感じとったメッセージが多く残されたようで、梶尾氏もホッとしていました。母信子さんの「愛」の力のおかげでしょう。写真で泰造という人物を感じてほしいという熱く秘めたる思いがヒシヒシと伝わってきたように思います。

BBSにも書きましたが、私は個人的に父清二さんの「飛行機雲」がそりゃあもう何だか気にいってしまい、額ごと売ってください!って気持ちです。撃ち合いをしている写真や戦闘機そのものの写真というのは多く目にした事がありますが、戦時中の話しも祖父母から聞けなくなった今、この一枚の写真は私にたくさん語りかけてくれました。空に舞う、たくさんの飛行機雲。私にとっては深〜い一枚です。

今回の写真展は全国での開催予定は残念ながらないようですが、皆さんが各地で呼び寄せ協力すれば開催は可能な訳です。今年の暮れには、泰造氏、母信子氏のドキュメント映画も公開されます。私も泰造氏に負けないくらいのカンボジアへの愛を持って、カンボジアと接していきたいと思います。

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